開催案内
実地医家のための会では、2カ月に1度の奇数月、第2日曜午後に東京医科歯科大学にて例会を開催しています。昭和38年の第1回開催より途切れることなく開催を続け、その開催数は590回を超えています。
自分たちの問題は自分たちで解決しようという基本理念に沿って、各科の枠組みにとらわれない身近なテーマを選んで行われています。会員による発表を中心に据え、その道の専門家を交えて勉強しています。会員でない方でも、どなたでも参加できます。参加を希望される方は、参加申込書の送付または事務局までメール・お電話にてお申し込みください。
第604回実地医家のための会 令和2年7月例会中止のお知らせ
令和2年 6月16日
平素より格別のご厚情を頂き、厚く御礼を申し上げます。
現在新型コロナウィルスの影響はだいぶ落ち着き、非常事態宣言も解除されました。しかし開催場所である医科歯科大学のある東京都では、再び感染者数が増加傾向を見せ、ワクチンや特効薬の開発もまだ時間が必要との見解が出ております。
未だ医療現場に立つ私達は、油断ならない状況です。そのため大変残念ではありますが、皆様の健康と安全を優先し、7月例会も中止を決定いたしました。
次回の例会は改めて決まりましたらご連絡させていただきます。
皆様のご健勝と、一刻も早い事態の終息をお祈り申し上げます。
- 実地医家のための会
- 世話人代表 石橋 幸滋
- 〒203-0014 東久留米市東本町8-9
- Tel:042-477-5566 Fax:042-477-5593
- 事務局:実地医家のための会事務局
- 担当:今成侑佳
- 〒203-0004 東久留米市氷川台2-10-10
- Tel.Fax:042-449-0972
- E-mail:xx.tentukuten.xx@icloud.com
次回例会 テーマ「慢性疾患患者の自己管理支援を考える」
高齢化の進展や生活習慣の変化などによって、慢性疾患をもつ人が増えています。また、これまでは治療が難しかった病気でも、病気の解明や新薬の開発が進むことで、医療を受けながら社会生活を営んでいける人も増えてきています。
治らない、もしくは治りにくい病気になると、痛みや発熱、疲れやすいなどの症状に悩まされるだけでなく、仕事や家事を続けられなくなったり、将来への不安を感じたりと、日常生活にさまざまな影響が出てきます。しかし、医療の進歩に比較すると、日常生活で困っていることに対する支援は遅れがちです。こうした現状にあって、医療のさらなる進歩が求められるのは当然のことですが、それと同時に、医療によって生命を救われた人のその後の社会生活を支える取り組みこそ、強く進めていかなければいけないと思います。
今回紹介するのは、慢性疾患をもつ人が自ら立ち上がり、自信と技術を持って生きていくことを支援する実践的教育プログラムです。1980年代にアメリカのスタンフォード大学医学部患者教育研究センターで開発され、現在では世界20カ国以上で展開されています。日本では2005年に「日本慢性疾患セルフマネジメント協会」が設立され、普及のためのワークショップなどを開催しています。
今回の例会では、本プログラムの内容だけでなく、模擬演習を交えてその方法をお伝えします。参加された皆さんは、正しい治療方法を指導するだけでは補えなかった部分に目を向け、患者をやる気にさせるスキルを見つけることができると思います。
日時 | 令和2年3月8日(日)13時00分~16時10分 |
場所 | 東京医科歯科大学 B棟5階 症例検討室 |
テーマ | 「慢性疾患患者の自己管理支援を考える」 |
講師 | 日本慢性疾患セルフマネジメント協会理事 京野文代先生他 |
記録 | 事務局 |
参加費 | 3,000円 |
共催 | 日本プライマリ・ケア連合学会生涯教育委員会、同プライマリ・ケア薬剤師認定制度委員会、日本慢性疾患セルフマネジメント協会 |
13:00〜14:00 | 第1部 講演:「慢性疾患セルフマネジメントプログラム(Chronic Disease Self Management Program:CDSMP)について」 講師:日本慢性疾患セルフマネジメント協会理事 京野文代先生 |
14:00〜14:10 | 休憩 |
14:10〜16:10 | 第2部 模擬演習、グループ討論 講師:日本慢性疾患セルフマネジメント協会理事 京野文代先生他 |
日時 | 当日12:00~12:50 |
場所 | B棟16階の「メディコ」で行います。 |
参加費 | 2,000円 |